今夜まで、あなたはただの一人の人間だった。
明日からは、もう誰かを仰ぎ見る必要はない。
杯の中の酒は、深い色をたたえている。
口に含めば、長い道のりを歩んできたような重みと、凛とした鋭さ。
耐えること。策を巡らせること。待つこと。悔しさ。
そのすべてが、この一杯の中にある。
やがて酔いがゆっくりと立ち上がり、そこに現れるのは、孤高の気配。
人生の頂に立った者だけが知る、
喜びにさえ寂しさが混じる、あの味。
高い場所は、いつだって一人のための場所だ。
杯を掲げよう。
明日の栄光に。
そして、屈しなかった自分自身に。
燕潮酩:50ml
はちみつ:10ml
生のオレンジの皮(細かく刻む):3g
強炭酸水:100ml
氷:適量


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