自我紹介

酒郷とは、
必ずしも酒を造る場所のことではない。

本当の酒郷とは、
酒を愛する人たちが集まっている場所だ。

酒が好きだから、
私は世界中の、いろいろな酒を飲んできた。
だが、何度も杯を重ねるうちに、
ひとつのことに気づいた。

酒そのものよりも、
その酒を飲んでいる人の「物語」のほうが、
ずっと味わい深いということだ。

ただ酒を飲んでいるだけに見える、
場の隅に座った初老の男が、
十年後、
一国の首相になることもある。

乾杯に夢中な、
少しうるさい若い女の子が、
誰にも知られないところで、
十人もの命を救っていたこともある。

酒豪道場は、
有名な人を記録する場所ではない。
まだ語られていない人生に、
光を当てる場所だ。

多くの人は、
自分の人生を「平凡」だと思っている。
だが、他人の目から見れば、
それは十分に波乱に満ちた物語だ。

ここでは、
酒はきっかけにすぎない。
本当に残したいのは、
人と時代が交わった、その痕跡だ。

昔から、酒と共に生きてきた人たちがいる。
彼らは皆、それぞれの形で「酒豪」だった。

先生に一献

酒豪とは何か?

私は、酒豪とは必ずしも酒量が多い人を指すのではなく、酒とその情緒に対して独自の理解を持つ人のことだと思っています。
「三杯吐然ノ諾、五岳倒为軽」の李白先生は、詩仙であると同時に酒豪でもあります。
「何をもって憂いを解くか、ただ杜康のみ」の曹操先生は、魏王であり、やはり酒豪です。
「杯中に天地を見る、笑って世の憂いを解す」の豊臣秀吉先生は、関白であり、まさに酒豪です。
そして天下布武の織田信長先生は、酒豪の理解をさらに衝撃的に示しています:
「酒を飲めば心も広がり、天下も我が手に感じられる」

ですから、私にとって酒豪とは、矛盾を抱えた人です。夢を追う情熱があり、同時に夢を失ったときにはそれを受け入れる懐の深さも持つ。簡単に言えば、酒豪とは「流れに身を任せる人」です。

酒豪道場とは何か?

ここにあるすべての酒は、酒豪自身が選んだものです。正直に言えば、一口ごとの香り、味わい、そして奥行きには、それぞれ独特の魅力があります。
高価な酒はもちろん美味しく、手頃な酒も同じく美味しい。これこそ、私――酒豪――の価値観です。
私たちは健康的に飲み、楽しんで飲み、流れに任せて飲み、風に乗るように自由に飲むのです。

酒豪はどうやって酒を選ぶか?

厳選すること、それが酒選びの核心です。
流行やブランド、利益などは、厳選の基準ではありません。私たちが酒を選ぶ基準は次の通りです:

香りが自然か

味わいが純正か

奥行きや層次が豊かか

酒質が健康的か

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